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シャッター。
そろそろ帰ろう。と思い、店を出る前に、ガラガラとシャッターを自動で下ろす。シャッターはゆっくりと、確実に下がっていく。そしてその隙に自分も外に出ようとした。だが、外に出るのが計算以上に戸惑ってしまった。急いで外に出ようとするが、体が半身残っている状態で、シャッターはすぐそばまで近づいている。しまった。やられた。出ようという意思はあれども、焦ってしまい、体がピクリとも動かない。もはや間に合わない。自決を決めた顔にしては、どこか未練が浮き出ている。しかし、シャッターには感情がない。一定の速度で容赦なく距離を詰める。あたる。その瞬間、恐怖のあまり目をつぶった。シャッターは「ガシャン」と当たる。意外と衝撃が小さかった。恐怖は過ぎ去っていったけれど、かわりに訪れたのはむなしさとやるせなさ。家に帰ると、焼いたサンマがたっぷりの大根おろしと共に食卓に並ぶだろう。そうして、妻はそっと瓶ビールを出してくれるだろう。俺は、人生はそれなりに上手くやってきたつもりだ。それといって人様に自慢できるものはないが、幸せか。といわれれば即答できる。ああ幸せさ。なのに、なぜ狂った。なぜシャッターに。シャッターごときに。


自転車に乗っていたら、そんなおじさんに遭えました。
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【2006/12/20 20:19 】 | ふと思うコト | コメント(3) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント

人生の悲哀のにじみ出るすばらしいお話ですわっ!!
【2006/12/21 10:23】| URL | sainei #-[ 編集] |
(;゚ )3゚)・∵.
どこのおじさん話だよ( ´艸`)ムププ
【2006/12/22 23:32】| URL | あほせぶん #-[ 編集] |

sainei さん

いい瞬間に出会えてしあわせ。


あほせぶんさん

知らないおじさんなんです。
【2007/01/08 23:07】| URL | たなか #-[ 編集] |
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