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桜。
今日、満開の桜を見た。

夜の公園で。桜だけではなく、そこに君はいた。ひとり。蛍光灯の白い光の中で、やはり白っぽく写った桜と、うつむいて髪をかくした君が際立っていた。

僕は自転車を降りて、君の元へと向かう。

「どうして、そこにいるの?」

君は、不思議そうな顔をしたまま首をかしげた。
(なぜあなたには、ここにいる意味がわからないの?)

その反応に、僕はかっと紅くなる。

内側の血管がどくんと高鳴り、それはやがて
大きな集合体となり、僕の体を巡る。

恥ずかしかった。理由はわからないけど。

時間は無常にも流れ、やがて君はまた、桜を見つめる。

ふわふわとした春の風。

人の心を不安にさせる、温かな空気。
それは僕を包み、そして僕の心を揺さぶった。

怖い。これから起きる未来が怖い。
なぜだかわからない。でも、今は温かさがほしい。



僕は、初めて会った君の手を握る。



あたたかな温度。ちいさくってきゃしゃな手のひら。
あと、受け入れてくれた君の顔。



今日はひとりで眠れる。そんな気がする。
僕は初めて微笑みを見せる。
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【2007/04/07 22:48 】 | ふと思うコト | page top↑
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